建物は、あらゆる構造(躯体)の潜在耐久性能をより永く活かし地球のエコを考える時代、安易に建物のスクラップ&ビルドの時代は終了しています。現在建物が持つ耐久性能は想像以上に永く使用する事が出来ます。メンテナンスが大きく関係していますが、例えば、「鉄筋コンクリート構造」の旧住宅公団物件の躯体は100年持つと言われ、築50年前後の団地物件なども優良と考えられます。
一部の地域で、コンクリートの骨材に海砂などを使用することにより、躯体の耐久性に問題がある物件には注意が必要ではありますが、簡単な検査で発見できます。
木造の建替えられる時期は、築30年前後が多く、勿体ないと言うだけでなくエコに対して大きい負担を掛けています。柱、梁などの構造躯体はまだまだ耐えることが出来ます。
実際、建物解体費用で20年前は30坪程度の木造家屋で60万程度の費用が現在は200万近く掛かり、分別化が必須の処分費用が価格高騰の殆どの部分を占めています。リノベーションでも内部解体など処分する建材、設備廃棄など出ますが、基礎を含む躯体の再利用はエコにもコストにも優しいのです。
マンション等のコンクリート構造(躯体)は大きく2種類に分れます。一つは5階以下の団地等によく有る「壁式コンクリート構造」は耐震性に優れ、柱型が部屋に出ないので有効に空間を使えるが、耐力壁が一定の間隔以内に設けられていて、一部室内に壁や梁が出ます。その壁は取ることが出来ない為大空間が取りずらくなっています。ただ、コンクリート壁でも「雑壁(非耐力壁)」等は撤去可能です。もう一つが、比較的大規模なマンションなどに多い「ラーメン構造」多くは柱と梁+(床天井外周壁)で構成されていて専用部分をほぼスケルトンに出来、内部の空間を自由に構成できます。
ただ、どちらの構造も排水位置の関係が水廻りの設備設置場所の制約を受けます。床下が有る場合は多少の位置変更や増設は可能です。
「分離発注方式」リノベーション工事の内容は、新築に対して躯体工事が無いだけで、解体工事、大工工事(ドア等含む)、内装工事、タイル石工事、電気設備工事、給排水設備工事、ガス工事等に分れます。工事毎に各専門業者に直接工事を依頼する事で掛かる経費を節約し「ローコスト」を可能にします。
新築の住宅ですがLDKから繋がったバルコニー越しに見える景色を眺められる様に全面開口のサッシを採用、バルコニーの手摺もスチール製フラットバーで制作しています。内部床はタイル貼り、壁及び天井は漆喰塗りで仕上げています。
オフィース内部打ち合わせコーナー新築時、今後リノベーション予定物件です。
ワインがメインのリカーショップです、店舗ごとリノベーション(新築)の完成時の写真です。
直接造る人の人件費は削らず → 質の良い仕事を落とすことなく……
住宅に本当に必要な費用を分析 → 無駄な中間経費を排除するしか有りません……
リノベーション工事に対して弊社の想定報酬金額
工事金額(税別) | 設計及び現場監理+CM料(税別) |
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800万円以下 | 一律120万円 |
800~1,500万円 | 15% |
1,500万円を超える場合 | 13% |
工事金額(税別) | 設計及び現場監理+CM料(税別) |
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600万円以下 | 一律72万円 |
600~1,000万円 | 12% |
1,000万円を超える場合 | 10% |
融資、補助金申請など必要な場合は代行費用は別途精算になります。
上記報酬金額は、通常の場合ですが難易度によりプラスマイナス調整させて頂く場合もあります。